リラックス×セクシー
コロナ禍の影響によりリモートワークが普及し、オフィスでスーツを着る機会が多いに減ってきている今の時代。
1、2年前に比べるとスーツの需要はやや戻ってきている印象を受けていますが、多くの会社ではカジュアル化が進み、仕事着とプライベート着の境界線が曖昧になってきていることから今は『スーツのあり方』が大きく変化しています。
そんな中、今有名なメゾンブランドデザイナーの多くが、伝統的なテーラリングを見直し、スーツを魅力的で新しいものへと再構築する動きが活発になってきています。では一体どのようなスーツスタイルが注目されているのか。
それは、《リラックス×セクシー》です。
多くのブランドは、私たちを社会の歯車のように感じさせる堅苦しいスタイルに対抗するかのように、リラックス感のあるゆったりとしたシルエットを推奨しています。
もともとゆったりとしたシルエットのアイテム(カットソーやスラックス、デニムなど)はよく見かけることがありましたが、これをスーツスタイルに
落とし込むことで、まるで80年代のアルマーニスーツを感じさせるかのような非構築的な柔らかいシルエットでセクシーなスタイルに。
今、スーツはセクシーなアイテムとして注目されているんです。
このような変化がよく見られたのは、今年発表された2023年春夏メンズコレクションです。
ただ、その《リラックス×セクシー》なスタイルの表現はブランドによって様々で、
こちらは、ジョルジオ アルマーニから発表されたジャケット、スラックス共にリラックス感のある、まさしく80年代風のアルマーニスーツ。
この気取らない砕けたサイズ感ですが、デザインはダブルブレストにベストレス仕様とドレッシーでエレガントさもある絶妙なスタイルが素敵ですね。
こちらは、サンローランが発表したコレクションで、ジャケットはリラックス感のあるオーバーサイズですが、スラックスはやや細身のシルエットと、
上下でサイズ感のコントラストを効かせたスーツスタイル。シャツなどのインナーを着ない着こなしはなかなか難易度が高めではありますが、サンローランらしいセクシーさをプラスした色っぽいスタイルですね。日本でもこのようなセクシーなスタイルが流行るのも遠い未来ではないかもしれません。
こちらは、ドリス ヴァン ノッテンから発表された1940年代にパリで台頭したファッショントレンド「ザズー(Zazou)」と、1980年代のロンドンのクラブカルチャー「バッファロー」に着想を得たコレクションのルックです。ジャケットはウエストラインに絞りを入れたタイトシルエットにスラックスは極端に太くしたオーバーシルエットと、上記のサンローランとは逆ですがこちらも上下でサイズ感のコントラストを効かせたスーツスタイルです。
このルックでは全体的にゆとりを入れたサイズ感のスラックスですが、もう少しエッジを効かせたい方はシルエットをフレアにすると70年代を彷彿とさせる派手でよりメリハリのあるスタイルになるのでオススメです。
このように様々なブランドからリラックスでセクシーなスーツスタイルが登場していますが、もちろんカチッとしたビジネススーツスタイルを否定するわけではありません。いくらカジュアル化が進んでいるとはいえ、まだビジネススーツをお求めの方の方が多いのも事実です。
ただ、多くの会社でカジュアル化が推奨され、これまで以上に自分の好きなファッションを表現できる場が増えてきていると思います。
そのような方にもっとファッションを普段から楽しんで頂きたいと思いますので、是非今回ご紹介した着こなしに挑戦して頂き、新たなスタイルの発見に繋が
ってもらえると幸いです。
1、2年前に比べるとスーツの需要はやや戻ってきている印象を受けていますが、多くの会社ではカジュアル化が進み、仕事着とプライベート着の境界線が曖昧になってきていることから今は『スーツのあり方』が大きく変化しています。
そんな中、今有名なメゾンブランドデザイナーの多くが、伝統的なテーラリングを見直し、スーツを魅力的で新しいものへと再構築する動きが活発になってきています。では一体どのようなスーツスタイルが注目されているのか。
それは、《リラックス×セクシー》です。
多くのブランドは、私たちを社会の歯車のように感じさせる堅苦しいスタイルに対抗するかのように、リラックス感のあるゆったりとしたシルエットを推奨しています。
もともとゆったりとしたシルエットのアイテム(カットソーやスラックス、デニムなど)はよく見かけることがありましたが、これをスーツスタイルに
落とし込むことで、まるで80年代のアルマーニスーツを感じさせるかのような非構築的な柔らかいシルエットでセクシーなスタイルに。
今、スーツはセクシーなアイテムとして注目されているんです。
このような変化がよく見られたのは、今年発表された2023年春夏メンズコレクションです。
ただ、その《リラックス×セクシー》なスタイルの表現はブランドによって様々で、
こちらは、ジョルジオ アルマーニから発表されたジャケット、スラックス共にリラックス感のある、まさしく80年代風のアルマーニスーツ。
この気取らない砕けたサイズ感ですが、デザインはダブルブレストにベストレス仕様とドレッシーでエレガントさもある絶妙なスタイルが素敵ですね。
こちらは、サンローランが発表したコレクションで、ジャケットはリラックス感のあるオーバーサイズですが、スラックスはやや細身のシルエットと、
上下でサイズ感のコントラストを効かせたスーツスタイル。シャツなどのインナーを着ない着こなしはなかなか難易度が高めではありますが、サンローランらしいセクシーさをプラスした色っぽいスタイルですね。日本でもこのようなセクシーなスタイルが流行るのも遠い未来ではないかもしれません。
こちらは、ドリス ヴァン ノッテンから発表された1940年代にパリで台頭したファッショントレンド「ザズー(Zazou)」と、1980年代のロンドンのクラブカルチャー「バッファロー」に着想を得たコレクションのルックです。ジャケットはウエストラインに絞りを入れたタイトシルエットにスラックスは極端に太くしたオーバーシルエットと、上記のサンローランとは逆ですがこちらも上下でサイズ感のコントラストを効かせたスーツスタイルです。
このルックでは全体的にゆとりを入れたサイズ感のスラックスですが、もう少しエッジを効かせたい方はシルエットをフレアにすると70年代を彷彿とさせる派手でよりメリハリのあるスタイルになるのでオススメです。
このように様々なブランドからリラックスでセクシーなスーツスタイルが登場していますが、もちろんカチッとしたビジネススーツスタイルを否定するわけではありません。いくらカジュアル化が進んでいるとはいえ、まだビジネススーツをお求めの方の方が多いのも事実です。
ただ、多くの会社でカジュアル化が推奨され、これまで以上に自分の好きなファッションを表現できる場が増えてきていると思います。
そのような方にもっとファッションを普段から楽しんで頂きたいと思いますので、是非今回ご紹介した着こなしに挑戦して頂き、新たなスタイルの発見に繋が
ってもらえると幸いです。
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