悲しいです
連日報道されております紳士服大手のAOKIと電通の元専務による2020年東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約を巡る汚染時件。
私はスーツ業界に身を置く立場&いちスポーツファンとしてこのようなことが起きてしまった事に大変心を痛めております。
五輪というのは競技のジャンル関係なしに沢山の方々が楽しめる、笑顔になれる一大イベントであり、実際に私もスポーツを長年やっていたということもあり毎大会テレビにくぎ付けで楽しんでおりました。そんな『平和の祭典』いわば、皆平等であるべきスポーツの祭典の裏で今回のような不平等な取引が行われていたと考えると非常にショックです。
また、競技だけでなく、開会式に登場する各国の選手たちのスーツスタイルを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、スーツはもともと好きだったので毎大会各国のスーツスタイルを楽しみに見ていましたが、特に東京五輪のスーツは一体どんなものに仕上がってくるのかというのは気になっていました。実際に発表された開会式用のスーツ、また公式ユニフォーム(スーツ)を見て非常に格好良いなという率直な感想と、そのスーツは実家から徒歩1分にあるAOKIが作っている、という親近感からなんだか嬉しい気持ちになり、用がないのにAOKIの店舗を覗きに行ったのを覚えています。(当時はまだ大阪に住んでました) それがまさかこんな真っ黒のスーツだったとは思いもしませんでした。
まぁ今回の件についてもちろん真相は分かりませんが、個人的にはやはり紳士服チェーン最大手青山商事に次ぐ第2位企業であることから生じる一種のコンプレック故の動きで起きてしまった問題なのかなと思っています。
AOKIのファッション事業の売り上げのピークは2014年から2016年と言われており、2017年の1月からは大幅に売り上げが減少傾向になっていたみたいです。その頃の青山商事はというと、AOKIほどではないが売り上げは減少傾向にあり、この2つの企業の差というのはあまりなかったみたいです。そんな中、AOKIが今回の問題の発端ともいえる電通の元専務が代表を務める会社とコンサルティング契約を2017年9月に結びました。
ということは、このまま売り上げが低迷し続けていくことを早いうちに予想したAOKI側は、この時既にスポーツ界では顔をきかせていた電通元専務に協力してもらいなんとしてでも東京五輪のスーツを手掛けることで売り上げを向上させ、減少傾向からの脱出を狙うと共に、その勢いで青山商事も抜いて企業1位に躍り出よう考えていたのでは、と私は考えてしまいます。(流石に平昌五輪のスーツはしっかり決まったものだと思いますが。)
また、この問題が発覚した数週間後かに「AOKIが五輪の公式ライセンス商品として販売を目指していた女性用スーツの審査を早めるよう口利きした疑いがある」といった報道も出ましたよね。これに関しても、AOKIは10年ちょっと前から有名で人気のある女性タレントをCMに起用するなど、レディース部門にも力を入れておりましたので、そこにプラスして五輪の公式ライセンス商品である女性用スーツも販売することで、より女性顧客を増やしていこうとしたのではないかと思います。もちろんAOKIはメンズ部門が主体ではありますが、レディース部門の顧客がより増えれば、その分会社全体の売り上げUPにも繋がりますからね。
今のご時世、ビジネスシーンでのカジュアル化やコロナ(今回の問題には関係ありませんが)などの影響により、紳士服を扱う企業はどこも苦しい状況です。そんな紳士服市場が縮小していく中で、AOKIは流行りの混合カフェ『快活CLUB』を成功させるなど、ファッション事業以外の事業にも力を入れ成功させてきました。そんな日本有数の企業がまさか裏でこのようなことをしていたなんて。しかも皆平等であるべきスポーツの祭典の裏で。。。
とても悲しい限りです。
私はスーツ業界に身を置く立場&いちスポーツファンとしてこのようなことが起きてしまった事に大変心を痛めております。
五輪というのは競技のジャンル関係なしに沢山の方々が楽しめる、笑顔になれる一大イベントであり、実際に私もスポーツを長年やっていたということもあり毎大会テレビにくぎ付けで楽しんでおりました。そんな『平和の祭典』いわば、皆平等であるべきスポーツの祭典の裏で今回のような不平等な取引が行われていたと考えると非常にショックです。
また、競技だけでなく、開会式に登場する各国の選手たちのスーツスタイルを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、スーツはもともと好きだったので毎大会各国のスーツスタイルを楽しみに見ていましたが、特に東京五輪のスーツは一体どんなものに仕上がってくるのかというのは気になっていました。実際に発表された開会式用のスーツ、また公式ユニフォーム(スーツ)を見て非常に格好良いなという率直な感想と、そのスーツは実家から徒歩1分にあるAOKIが作っている、という親近感からなんだか嬉しい気持ちになり、用がないのにAOKIの店舗を覗きに行ったのを覚えています。(当時はまだ大阪に住んでました) それがまさかこんな真っ黒のスーツだったとは思いもしませんでした。
まぁ今回の件についてもちろん真相は分かりませんが、個人的にはやはり紳士服チェーン最大手青山商事に次ぐ第2位企業であることから生じる一種のコンプレック故の動きで起きてしまった問題なのかなと思っています。
AOKIのファッション事業の売り上げのピークは2014年から2016年と言われており、2017年の1月からは大幅に売り上げが減少傾向になっていたみたいです。その頃の青山商事はというと、AOKIほどではないが売り上げは減少傾向にあり、この2つの企業の差というのはあまりなかったみたいです。そんな中、AOKIが今回の問題の発端ともいえる電通の元専務が代表を務める会社とコンサルティング契約を2017年9月に結びました。
ということは、このまま売り上げが低迷し続けていくことを早いうちに予想したAOKI側は、この時既にスポーツ界では顔をきかせていた電通元専務に協力してもらいなんとしてでも東京五輪のスーツを手掛けることで売り上げを向上させ、減少傾向からの脱出を狙うと共に、その勢いで青山商事も抜いて企業1位に躍り出よう考えていたのでは、と私は考えてしまいます。(流石に平昌五輪のスーツはしっかり決まったものだと思いますが。)
また、この問題が発覚した数週間後かに「AOKIが五輪の公式ライセンス商品として販売を目指していた女性用スーツの審査を早めるよう口利きした疑いがある」といった報道も出ましたよね。これに関しても、AOKIは10年ちょっと前から有名で人気のある女性タレントをCMに起用するなど、レディース部門にも力を入れておりましたので、そこにプラスして五輪の公式ライセンス商品である女性用スーツも販売することで、より女性顧客を増やしていこうとしたのではないかと思います。もちろんAOKIはメンズ部門が主体ではありますが、レディース部門の顧客がより増えれば、その分会社全体の売り上げUPにも繋がりますからね。
今のご時世、ビジネスシーンでのカジュアル化やコロナ(今回の問題には関係ありませんが)などの影響により、紳士服を扱う企業はどこも苦しい状況です。そんな紳士服市場が縮小していく中で、AOKIは流行りの混合カフェ『快活CLUB』を成功させるなど、ファッション事業以外の事業にも力を入れ成功させてきました。そんな日本有数の企業がまさか裏でこのようなことをしていたなんて。しかも皆平等であるべきスポーツの祭典の裏で。。。
とても悲しい限りです。
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