『葛利毛織・サービス企画』開催中

先週より開催されている秋冬シーズン1発目のイベント「サービス企画」にて、久しぶりの登場となりました『葛利毛織DOMINX』
ヨシムラでも長年愛される国産高級素材の顔として根強いファンも多く、中には「スーツは葛利毛織でしか作らない!」という方もいるほど。
それもそのはず、私もこのブランドは大好きでして、なんでも葛利のスーツというのは安心感があると言いますか。国産生地の特徴である高い耐久性に加え、原毛本来の上品な艶と柔らかい着心地も味わうことが出来る。これぞ世界に誇るMADE IN JAPANクォリティーといったスーツに仕上がりますので、一度着ると虜になってしまうのはよく分かります。

ただ、今や生地を織る機械(織機)も進化していることから、国内でもある程度のクオリティーの生地というのは作ることができます。
でもなぜ今でも【国産生地=葛利毛織】と言われ、世界中のテーラーやトップメゾンから支持を得ているのか。
それは、あのお馴染の機械を使って織り上げられた生地だからです。よくヨシムラのHPをご覧頂いている方ならお分かりですよね。
そのお馴染の機械とは、そう、「ションヘル織機」です。

ションヘル織機とは、現在主流となっている高速織機とは違い、じっくりとじっくりと手間をかけて織られる超スロースピードの葛利毛織伝統織機です。
スロースピードということは、当然の事ながら生産効率も著しく悪いです。ただ、じっくりと手間をかけて織り上げられた生地というのは、
他の国産生地では出せない綺麗な艶と、柔らかい中にもハリのある葛利独特の風合いが生まれます。
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これらは葛利毛織でしか味わうことができないでしょう。

今回のサービス企画の対象生地は、ベーシックなネイビー、グレイ無地やクラシカルなストライプ、チェック柄、そして少し変わり種ブラウン、グリーン無地にデニムライク生地感のネイビー無地と幅広くご用意しております。

私はこれまで、葛利毛織で仕立てるならベーシックな生地で!とお客様に勧めてきました。というのも、ベーシックなスーツほど生地の良さがモロに出ますから、ここまで仕立て映えし高級感がある、さらには耐久性までも優れているという『葛利毛織DOMINX』では、ネイビー無地かグレイ無地、もしくはストライプ柄がこの生地との相性が良いだろうと考えていました。

しかし、今はややカジュアルテイストのスーツも求めらる時代です。全員がベーシックなスーツを求めているということは決してありません。
私が普段接客をしている中で感じているのは ①ややカジュアルな中にも上品さのある ②着回し力が高い この2つの条件を満たせるスーツを求められている方が非常に多い印象です。
ですので、今回のサービス企画では、私はブラウン・グリーン無地とデニムライクなネイビー無地、の計3柄がかなり人気になるのでは?と思っております。
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確かに、ブラウンやグリーン、デニムライクな生地と言うのは、やはりカジュアルな印象が強いですよね。
ただ、『葛利毛織DOMINX』だと、なぜでしょう。ものすごく上品さがすごくあるんですね。なんと言うか、フォーマル過ぎずカジュアル過ぎない、決め過ぎず、抜けすぎていない、本当に独特な雰囲気に仕上がります。しかも、それぞれジャケット単品、スラックス単品、またオッドベストといった単品使いとしても使いやすいですので、1着持っているだけで様々なコーディネートをお楽しみ頂けるようになります。
今の世の中の流れ、ニーズにピッタリ合っているのです。

このように、これまで圧倒的に人気であったベーシックな色柄に加え、上品さとカジュアルさの両方を兼ね備えたブラウン、グリーン無地、デニムライクなネイビー無地も非常にオススメですので、是非自分のスタイルに合った色柄をお選び頂きご応募ください。

第一回目の当選発表は、明日(9月8日金曜日)です!お楽しみに!

※サービス企画の詳しい内容はこちらから!
https://www.vightex.com/news/2023/09_dominx/index.html

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